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就活にスマートフォンは必須!?

 このところ、東北方面での話題が続いていますが、今週もまた仙台でのイベントの話。

 9月末に、仙台駅前の商業施設・AER(アエル)のセミナールームにて、地域の大学生向けに「就活力をアップする、スマホ活用術」というテーマで講師をさせていただきました。

 iPhone登場以降、大学生の間にもスマートフォンは浸透しつつありますが、一昨年ああたりから「就職活動に役立つ」という口コミが広まり、昨年の就職活動戦線では「スマホは必須」とまで言われるようになりました。

 スマホならば、PCのウェブサイトもそのまま閲覧できますし、PCで利用しているメールをそのままスマホで送受信できます。最近の企業は学生向け採用セミナーなどをウェブやメールで告知することも多く、そうした情報をいち早くキャッチしないと出遅れてしまうのです。いち早く的確に情報をキャッチし、そしてすぐにアクションを返せるのがスマホのメリットというわけです。また、企業の担当者の方とのコミュニケーションにもスマホは有効です。メールのやり取りなどのコミュニケーションはアクションが早いほど心象が良くなります(やり取りする文面などの工夫も必要ですが)。それもPCで利用するメールアドレスで送ることが必須です。ケータイメール(ケータイメールのアドレス)から連絡してくる学生さんの場合、PC利活用のスキルを疑われてしまいます。
 こうした迅速なコミュニケーションを実現するのにスマホは有利というわけです。従来のガラケーでは、閲覧できるウェブサイトも限定されてしまいますし(フルブラウザを使う手はありますが)、スマホならPCで利用しているメールを送受信できます。こうした背景から、就職活動に熱心な学生さんほどスマホを愛用するようになりました。

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 しかし、今年の就職活動ではさらなる異変が…。スマホを使うのは当然として、さらにソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の活用ができるかできないかで差が出てきそうなのです。

 たとえば先進的な企業が次々にfacebookなどのSNSをマーケティングに活用するようになってきました。企業のブランディングに使ったり、商品やサービスの告知に活用しつつ、消費者とのコミュニケーションを図る重要なツールになってきたわけです。となれば、そういった企業で求められる人材も、SNSを使いこなせて当然という流れになってきました。ではSNSを使いこなしているかはどう判断するか? 簡単なことです、企業の新卒採用担当者と就職を希望する学生とのコミュニケーションにSNSを使えばよいわけです。実際、一部の企業では新卒採用にfacebookを活用するところが増えています。

 たとえば、企業の採用担当者の名刺にfacebookのアカウントが印刷されていることも珍しくはなくなってきました。もし就職を目指される学生さんが、そうした名刺を頂戴したらどうしますか? もちろん、即効でフレンド申請をすべきです。もちろんお会いできたお礼を一言添えて。これもタイミングが重要で、採用セミナー終了後、なるべく早いほうが採用担当者に覚えてもらえる確立が高くなります。そんなことを帰宅してからパソコンでやっていてはだめ。だからこそ、すぐにSNSでアクションを起こせるスマホは役立つのです。

 当然、企業の採用担当者は、SNSにおける学生さんの書き込みにも目を光らせています。就職活動に向けて慌ててfacebookをはじめたとしても、ウォールを見ればどの程度使いこなしているか分かってしまいます。おまけにどんな友人関係があるかも見えてしまいます。また、従来mixiなどを使っていた世代は、facebookにプロフィール写真を入れていないケースも多いようですが、facebookにはfacebookなりの暗黙のルールがあります。ここでは自分自身をアピールしたい最高の写真を入れておきたいもの。こんな些細なところでも、採用担当者は「SNSを正しく使いこなしていないな」と判断してしまいます。

 そんなわけで大学生の皆さんは、早いうちからスマホを使いこなし(このスキルも社会人として重要です)、そしてスマホを使ってマメに理想の自分をSNSに構築していかなくてはならないのです。大変な時代になったものです。そもそもSNSというのは社会人のコミュニケーションツールでしたし、欧米では就職・転職のために長らく活用されてきました。当たり前の使い方といえばそれまでなのですが…。

 さて、そんなわけで「大学生になったらスマホ」という流れが一段と加速しそうですが、ガラケーからスマホに乗り換えるときはアドレス帳はじめ端末内のデータ移行にぜひ携帯マスターを使ってくださいね。

プロフィール

1967年東京都生まれ。携帯電話研究家、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部准教授。多数の携帯電話情報メディアの立ち上げや執筆に関わってきた。ケータイコレクターとしても名高く保有台数は1000台以上。近著に『図解入門業界研究 最新携帯電話業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(秀和システム)など。HPはこちら

木暮祐一オフィシャルサイト